ロンドン五輪マラソン−男女ともに惨敗 ― 2012/09/05 18:06
予想通りというのか、いや、もうちょっと何とかなったのではないかというのか、いずれにしても男女ともに惨敗であった。
今の日本の力ではメダルはおろか、入賞さえも難しいという事か?
幸いにして男子では中本が6位に入った。しかし、タイムは11分台であり、メダリストが10分を切ったのに比べて寂しい。
まず、女子マラソンが先にあった。雨の中のレースとなり、可哀想であった。
尾崎は一生懸命レースを作ろうとしたが、彼女の今の限界か、27分台で19位と評価に値しない結果になった。悲しいかな、彼女にはこれからの上昇は望めない。
経験の少ない木崎は自分なりに頑張ったのではないか?「もう、引退しても良い」みたいな発言があったとか噂されるようでは困る。やはり、赤羽を出しておいた方が良かったのではないか?、と思ってしまう。
重友は予想外であった。6月に故障して走り込みが充分でなかったらしい。そのような人は補欠と入れ替えても良いと思うのだが、日本陸連は何故かいつもそうしない。今回も天満屋の選手の調整は、代表戦にピークを持ってきているのかと思わざるを得ない。いずれにしても、もっと強く早くならなければ、メダルは取れないだろう。
1 Tiki Gelana (ETH ) 2:23:07
2 Priscah Jeptoo (KEN) 2:23:12
3 Tatyana Petrova Arkhipova(RUS) 2:23:29
4 Mary Jepkosgei Keitany (KEN) 2:23:56
5 Tetyana Gamera-Shmyrko(UKR) 2:24:32
6 Xiaolin Zhu (CHN ) 2:24:48
7 Jessica Augusto(POR) 2:25:11
8 Valeria Straneo(ITA) 2:25:27
16 Ryoko Kizaki (JPN ) 2:27:16
19 Yoshimi Ozaki (JPN) 2:27:43
79 Risa Shigetomo(JPN) 2:40:06
男子では、中本は良くやったと思う。世界陸上の経験が生きたのではないか。また、女子のレースも参考になったのだろう。
藤原は、いつもこうである。良いレースの後は、必ず悪い。途中いけるかなと思ったが、予想通りになってしまった。山本の方がましだったが、何せ経験が少なすぎる。男子も、もっと層を厚くし、誰が出ても最低限入賞にはなるくらいにならないとメダルは難しいか?
しかし、外野席から、ならない事を望んでも仕方がないが…。
1 Stephen Kiprotich(UGA) 2:08:01
2 Abel Kirui(KEN) 2:08:27
3 Wilson Kipsang Kiprotich(KEN) 2:09:37
4 Mebrahtom Keflezighi(USA) 2:11:06
5 Marilson dos Santos(BRA) 2:11:10
6 Kentaro Nakamoto(JPN) 2:11:16
7 Cuthbert Nyasango(ZIM) 2:12:08
8 Paulo Roberto Paula(BRA) 2:12:17
40 Ryo Yamamoto(JPN) 2:18:34
45 Arata Fujiwara(JPN) 2:19:11
今の日本の力ではメダルはおろか、入賞さえも難しいという事か?
幸いにして男子では中本が6位に入った。しかし、タイムは11分台であり、メダリストが10分を切ったのに比べて寂しい。
まず、女子マラソンが先にあった。雨の中のレースとなり、可哀想であった。
尾崎は一生懸命レースを作ろうとしたが、彼女の今の限界か、27分台で19位と評価に値しない結果になった。悲しいかな、彼女にはこれからの上昇は望めない。
経験の少ない木崎は自分なりに頑張ったのではないか?「もう、引退しても良い」みたいな発言があったとか噂されるようでは困る。やはり、赤羽を出しておいた方が良かったのではないか?、と思ってしまう。
重友は予想外であった。6月に故障して走り込みが充分でなかったらしい。そのような人は補欠と入れ替えても良いと思うのだが、日本陸連は何故かいつもそうしない。今回も天満屋の選手の調整は、代表戦にピークを持ってきているのかと思わざるを得ない。いずれにしても、もっと強く早くならなければ、メダルは取れないだろう。
1 Tiki Gelana (ETH ) 2:23:07
2 Priscah Jeptoo (KEN) 2:23:12
3 Tatyana Petrova Arkhipova(RUS) 2:23:29
4 Mary Jepkosgei Keitany (KEN) 2:23:56
5 Tetyana Gamera-Shmyrko(UKR) 2:24:32
6 Xiaolin Zhu (CHN ) 2:24:48
7 Jessica Augusto(POR) 2:25:11
8 Valeria Straneo(ITA) 2:25:27
16 Ryoko Kizaki (JPN ) 2:27:16
19 Yoshimi Ozaki (JPN) 2:27:43
79 Risa Shigetomo(JPN) 2:40:06
男子では、中本は良くやったと思う。世界陸上の経験が生きたのではないか。また、女子のレースも参考になったのだろう。
藤原は、いつもこうである。良いレースの後は、必ず悪い。途中いけるかなと思ったが、予想通りになってしまった。山本の方がましだったが、何せ経験が少なすぎる。男子も、もっと層を厚くし、誰が出ても最低限入賞にはなるくらいにならないとメダルは難しいか?
しかし、外野席から、ならない事を望んでも仕方がないが…。
1 Stephen Kiprotich(UGA) 2:08:01
2 Abel Kirui(KEN) 2:08:27
3 Wilson Kipsang Kiprotich(KEN) 2:09:37
4 Mebrahtom Keflezighi(USA) 2:11:06
5 Marilson dos Santos(BRA) 2:11:10
6 Kentaro Nakamoto(JPN) 2:11:16
7 Cuthbert Nyasango(ZIM) 2:12:08
8 Paulo Roberto Paula(BRA) 2:12:17
40 Ryo Yamamoto(JPN) 2:18:34
45 Arata Fujiwara(JPN) 2:19:11
ロンドン五輪女子マラソン代表選出に異論 ― 2012/03/21 14:12
3月12日にロンドン五輪女子マラソンの日本代表選手が選出された。
重友梨佐、木崎良子、尾崎好美の3名である。そして、赤羽有紀子が補欠に選ばれた。
対象は、国際陸連が設定した五輪参加標準記録A(2時間37分0秒)の突破者で、選考基準は
1)世界選手権の日本選手最上位のメダリストは内定
2)各選考会の上位選手を対象に「本大会で活躍が期待される競技者を代表選手とする」 である。
選考会とは、世界選手権、横浜国際女子マラソン、大阪国際女子マラソン、名古屋ウィメンズマラソンの4大会である。
世界選手権では内定者が出なかったので、4大会から3代表を選ぶことになった。日本陸連の選考会では、選考対象者として、世界選手権で日本代表最上位の赤羽、横浜国際で日本人最上位の木崎、大阪国際で日本人最上位の重友、名古屋ウィメンズで日本人最上位の尾崎、2番目の中里麗美に絞ったようである。
それでは、選考基準2)「本大会で活躍が期待される競技者を代表選手とする」に照らして、選出された3名が代表に相応しいか、また、他に相応しい選手がいないか考えて見たい。
男子の時と同様に、選考基準2)を考えるに当たって、どんな資質が必要か挙げてみたい。
まず、スピードつまり自己最高記録である。選考対象者の記録は以下の通りである(記録の2時間は省略)。
赤羽:24分08秒 木崎:26分32秒 重友:23分23秒 尾崎:23分30秒 中里:24分28秒
記録(レース条件は無視)で見る限りは、重友、尾崎が抜きん出ている。次に赤羽、中里である。木崎は走っている回数が少ないせいもあるが持ちタイムは良くない。
次は経験である。最近はスピードマラソンではあるが、五輪は独特のレースであり、駆け引き、あるいはレースの流れが勝負を左右することが多い。そこでレース経験が物を言うであろう。それぞれの経験は、以下の通りである。
赤羽:8回 木崎:3回 重友:2回 尾崎:8回 中里:4回
赤羽、尾崎が抜きん出ている。
次にコースとの相性である。コースは、比較的フラットで、大きな坂はなく、狭い路地を走ったり、石畳があったり、曲がり角が何度もあるそうである。従って、5名の内、誰が得意で、誰が不得意というのはない(分からない)。
次は、気温である。開催は8月5日、現地時間午前11時スタート。ロンドンの8月の気温はデータに依れば16℃〜23℃である。湿度は62%〜76%と高い。気温、湿度共に日本の平均よりは低いがマラソンには過酷な条件ではある。北海道マラソンと同条件とも言える。そこで、5名の内、そのような条件のレースを走っているのは誰か?
赤羽は、2009年のベルリンの世界選手権では31位(37分43秒)と成績が良くなかったが、昨年の大邱では5位(29分35秒)と健闘した。木崎は11月とはいえ20℃を超える悪条件の中、選考会の横浜国際で優勝した。尾崎は昨年の大邱では18位(32分31秒)と期待を裏切った。中里10位(30分52秒)と残念な成績に終わった。従って、赤羽、木崎には期待できる。
今は3月、レースは8月。その時期に調子の波が合うのかどうか?
赤羽はここ5回のレースの記録は24分〜29分台で、6位、1位、6位、5位、8位である。木崎の場合は、3回しか走っていないが、26分〜29分台で、6位、5位、1位である。重友は2回しか走っていないので評価に値しない。尾崎は、大邱を除けば23分〜26分台で、1位、2位、2位で安定している。中里は4回しか走っていないが、大邱を除けば、ここ2回は24分台で2位、3位である。
レースまでは後5ヵ月、伸び代はどうか?尾崎以外はここ1年で自己新を出しており、伸び代はあると期待は出来る。
選考会レースでの積極性とかもあるが、日本人の記録を世界レベルで見ると比較にならないので、評価するに値しないだろう。また、誰が誰に勝ったとか負けたとかいうのも、何回かぶつかっており、その時の調子や給水の失敗、気象条件の影響もあるため、選定するには恣意的にならざるを得ない。
それでは、これらを総合的に評価するとどうなるか?
まず、記録から重友は当選だろう。尾崎も記録、経験、安定性という事で当選だろう。さて、残りの1名が難しい。記録では赤羽、安定性では中里である。木崎も順位は安定しているが、記録が良くない。
女子の場合もメダルは難しいだろう。入賞でも4位〜6位程度を期待するならば、中里も捨てがたいが、世界選手権で5位の赤羽の方がやや良いか?
日本陸連に依れば補欠は「五輪の派遣枠に入れて現地に連れていくことはない」という事なので、ここでは赤羽の是非は述べない。
ここまで書いてきて、今の日本人のレベルではメダルを期待するのは難しい事を実感した。
選出基準にも問題がある。男子代表選考のところでも書いたが、世界選手権も含めての選考は良いのか?確かにその時期に選ばれれば、五輪までに時間があるので、充分な準備ができるであろうが、調子を世界選手権選考レースも含めて1年半も維持するのは難しいのではないか?
また、気候も場所も違う3レースを選考レースにするのもどうか?2レースで2名を選び、追試的な3レース目を行い、残り1名を選出するというのが適当ではないか?これは飽くまでも素人の私見である。(2012.3.21)
重友梨佐、木崎良子、尾崎好美の3名である。そして、赤羽有紀子が補欠に選ばれた。
対象は、国際陸連が設定した五輪参加標準記録A(2時間37分0秒)の突破者で、選考基準は
1)世界選手権の日本選手最上位のメダリストは内定
2)各選考会の上位選手を対象に「本大会で活躍が期待される競技者を代表選手とする」 である。
選考会とは、世界選手権、横浜国際女子マラソン、大阪国際女子マラソン、名古屋ウィメンズマラソンの4大会である。
世界選手権では内定者が出なかったので、4大会から3代表を選ぶことになった。日本陸連の選考会では、選考対象者として、世界選手権で日本代表最上位の赤羽、横浜国際で日本人最上位の木崎、大阪国際で日本人最上位の重友、名古屋ウィメンズで日本人最上位の尾崎、2番目の中里麗美に絞ったようである。
それでは、選考基準2)「本大会で活躍が期待される競技者を代表選手とする」に照らして、選出された3名が代表に相応しいか、また、他に相応しい選手がいないか考えて見たい。
男子の時と同様に、選考基準2)を考えるに当たって、どんな資質が必要か挙げてみたい。
まず、スピードつまり自己最高記録である。選考対象者の記録は以下の通りである(記録の2時間は省略)。
赤羽:24分08秒 木崎:26分32秒 重友:23分23秒 尾崎:23分30秒 中里:24分28秒
記録(レース条件は無視)で見る限りは、重友、尾崎が抜きん出ている。次に赤羽、中里である。木崎は走っている回数が少ないせいもあるが持ちタイムは良くない。
次は経験である。最近はスピードマラソンではあるが、五輪は独特のレースであり、駆け引き、あるいはレースの流れが勝負を左右することが多い。そこでレース経験が物を言うであろう。それぞれの経験は、以下の通りである。
赤羽:8回 木崎:3回 重友:2回 尾崎:8回 中里:4回
赤羽、尾崎が抜きん出ている。
次にコースとの相性である。コースは、比較的フラットで、大きな坂はなく、狭い路地を走ったり、石畳があったり、曲がり角が何度もあるそうである。従って、5名の内、誰が得意で、誰が不得意というのはない(分からない)。
次は、気温である。開催は8月5日、現地時間午前11時スタート。ロンドンの8月の気温はデータに依れば16℃〜23℃である。湿度は62%〜76%と高い。気温、湿度共に日本の平均よりは低いがマラソンには過酷な条件ではある。北海道マラソンと同条件とも言える。そこで、5名の内、そのような条件のレースを走っているのは誰か?
赤羽は、2009年のベルリンの世界選手権では31位(37分43秒)と成績が良くなかったが、昨年の大邱では5位(29分35秒)と健闘した。木崎は11月とはいえ20℃を超える悪条件の中、選考会の横浜国際で優勝した。尾崎は昨年の大邱では18位(32分31秒)と期待を裏切った。中里10位(30分52秒)と残念な成績に終わった。従って、赤羽、木崎には期待できる。
今は3月、レースは8月。その時期に調子の波が合うのかどうか?
赤羽はここ5回のレースの記録は24分〜29分台で、6位、1位、6位、5位、8位である。木崎の場合は、3回しか走っていないが、26分〜29分台で、6位、5位、1位である。重友は2回しか走っていないので評価に値しない。尾崎は、大邱を除けば23分〜26分台で、1位、2位、2位で安定している。中里は4回しか走っていないが、大邱を除けば、ここ2回は24分台で2位、3位である。
レースまでは後5ヵ月、伸び代はどうか?尾崎以外はここ1年で自己新を出しており、伸び代はあると期待は出来る。
選考会レースでの積極性とかもあるが、日本人の記録を世界レベルで見ると比較にならないので、評価するに値しないだろう。また、誰が誰に勝ったとか負けたとかいうのも、何回かぶつかっており、その時の調子や給水の失敗、気象条件の影響もあるため、選定するには恣意的にならざるを得ない。
それでは、これらを総合的に評価するとどうなるか?
まず、記録から重友は当選だろう。尾崎も記録、経験、安定性という事で当選だろう。さて、残りの1名が難しい。記録では赤羽、安定性では中里である。木崎も順位は安定しているが、記録が良くない。
女子の場合もメダルは難しいだろう。入賞でも4位〜6位程度を期待するならば、中里も捨てがたいが、世界選手権で5位の赤羽の方がやや良いか?
日本陸連に依れば補欠は「五輪の派遣枠に入れて現地に連れていくことはない」という事なので、ここでは赤羽の是非は述べない。
ここまで書いてきて、今の日本人のレベルではメダルを期待するのは難しい事を実感した。
選出基準にも問題がある。男子代表選考のところでも書いたが、世界選手権も含めての選考は良いのか?確かにその時期に選ばれれば、五輪までに時間があるので、充分な準備ができるであろうが、調子を世界選手権選考レースも含めて1年半も維持するのは難しいのではないか?
また、気候も場所も違う3レースを選考レースにするのもどうか?2レースで2名を選び、追試的な3レース目を行い、残り1名を選出するというのが適当ではないか?これは飽くまでも素人の私見である。(2012.3.21)
ロンドン五輪男子マラソン日本代表選出に異論 ― 2012/03/14 14:37
3月12日にロンドン五輪男子マラソンの日本代表選手が選出された。
藤原新、山本亮、中本健太郎の3名である。そして、堀端宏行が補欠に選ばれた。
対象は、国際陸連が設定した五輪参加標準記録A(2時間15分0秒)の突破者で、選考基準は
1)世界選手権の日本選手最上位のメダリストは内定
2)各選考会の上位選手を対象に「本大会で活躍が期待される競技者を代表選手とする」 である。
選考会とは、世界選手権、福岡国際マラソン、東京マラソン、びわ湖毎日マラソンの4大会である。
世界選手権では内定者が出なかったので、4大会から3代表を選ぶことになった。日本陸連の選考会では、選考対象者として、世界選手権で日本代表最上位の堀端、福岡国際で日本人最上位の川内優輝、東京で日本人最上位の藤原、2番目の前田和浩、びわ湖毎日で日本人最上位の山本、2番目の中本に絞ったようである。
それでは、選考基準2)「本大会で活躍が期待される競技者を代表選手とする」に照らして、選出された3名が代表に相応しいか、また、他に相応しい選手がいないか考えて見たい。
選考基準2)を考えるに当たって、どんな資質が必要か挙げてみたい。
まず、スピードつまり自己最高記録である。選考対象者の記録は以下の通りである(記録の2時間は省略)。
堀端:9分25秒 川内:8分37秒 藤原:7分48秒 前田:8分38秒 山本:8分44秒 中本:8分53秒
記録(レース条件は無視)で見る限りは、藤原が抜きん出ていて当確である。次に川内、前田、山本、中本の順であるが、余り差はない。堀端は日本期待の星かも知れないが、持ちタイムは良くない。
次は経験である。最近はスピードマラソンではあるが、五輪は独特のレースであり、駆け引き、あるいはレースの流れが勝負を左右することが多い。そこでレース経験が物を言うであろう。それぞれの経験は、以下の通りである。
堀端:6回 川内:11回 藤原:10回 前田:5回? 山本:4回 中本:8回
川内、藤原が抜きん出ているが、川内は練習代わりの面もあるので割り引かなければならないだろうが、いつも全力で走るのでそれなりの経験にはなるだろう。中本の8回もそれなりに評価はできる。
次にコースとの相性である。コースは、比較的フラットで、大きな坂はなく、狭い路地を走ったり、石畳があったり、曲がり角が何度もあるそうである。従って、6名の内、誰が得意で、誰が不得意というのはない(分からない)。
次は、気温である。開催は8月12日、現地時間午前11時スタート。ロンドンの8月の気温はデータに依れば16℃〜23℃である。湿度は62%〜76%と高い。気温、湿度共に日本の平均よりは低いがマラソンには過酷な条件ではある。北海道マラソンと同条件とも言える。そこで、6名の内、そのような条件のレースを走っているのは誰か?
堀端は、2010年の北海道マラソンで20位(26分55秒)と成績が良くなかった。藤原は2010年のシカゴマラソンで25℃の悪条件の中で16位(23分10秒)に沈んでいる。山本は北海道マラソンに2回出ていて、2009年は2位(12分10秒)、2011年は5位(16分49秒)と好走しています。中本も2008年に北海道マラソン2位(15分21秒)と健闘しています。
今は3月、レースは8月。その時期に調子の波が合うのかどうか?
堀端はここ3回のレースは記録は9分〜11分台で、2位、7位、11位(給水失敗)である。川内の場合は、給水に失敗した世界選手権、今年の東京を除いたここ4回は3、4,3,2位と安定している。藤原の場合は2007年からのレースと見ると1回おきに大きく失敗していて、棄権したり、80、60,50位台など評価できるレベルではない。前田はここ3回は3、6,6位である。山本は4回しか走っておらず、2、22、5、4位である。中本は2008年から8回走って、いずれも10位以内である。こう見てくると藤原の次回マラソンには疑問符が付く。ただし、2010年は2月の東京で2位、5月のオタワ(9分34秒)で優勝している。
レースまでは後5ヵ月、伸び代はどうか?いずれの選手もここ1、2年で自己新を出しており、伸び代はあると期待は出来る。
選考会レースでの積極性とか、レース展開を評価する云々もあるが、日本人の記録を世界レベルで見ると比較にならないので、評価するに値しないだろう。また、誰が誰に勝ったとか負けたとかいうのも、何回かぶつかっており、その時の調子や給水の失敗、気象条件の影響もあるため、選定するには恣意的にならざるを得ない。
それでは、これらを総合的に評価するとどうなるか?
まず、記録から藤原は当確だろう。暑さに強いという事で山本も当確か?さて、残りの1名が難しい。堀端は伸び代はあるかも知れないが、記録と暑さで×であろう。川内は伸び代、経験、安定性という点では買える。前田も伸び代、安定性という点では買えるが、経験が若干少ない事と5000、10000mのスピードの割にマラソンの記録が伸びていないのが×である。中本は伸び代、経験、安定性という点では買えるが、記録がやや劣るのが×である。
結局、私が選ぶなら藤原、山本、川内だろう。
藤原は4回、10分を切っている事と調子が良さそうであるのが決め手だ。山本は4回しか走っていないので、本当に実力があるのかという疑問もつきまとうが、びわ湖毎日で持ちタイムを3分半縮めた事に可能性を見た。また、暑さにも強そうなのが期待できる。中本よりも川内を選んだのは、持ちタイム16秒の差だ。また、川内の勝負強さにも掛けたい。
Yahoo!の「藤原新以外で、あなたが五輪出場を期待する選手は?」の投票でも川内はダントツ1位であったので、選ばれたなら応援者が多かったのにと思うと残念な面もある。
これらは、せいぜい頑張って8位までの入賞を期待しての選出になる。
日本陸連に依れば補欠は「五輪の派遣枠に入れて現地に連れていくことはない」という事なので、ここでは堀端が選ばれた事についての是非は述べない。
しかし、ここまで書いてきて、今の日本人のレベルでは3名を選ぶのさえ難しいとい事を実感した。選出基準云々以前の問題である。しかし、選出基準にも問題があるのは事実だ。世界選手権も含めての選考は良いのか?確かにその時期に選ばれれば、五輪までに時間があるので、充分な準備ができるであろうが、調子を世界選手権選考レースも含めて1年半も維持するのは難しいのではないか?
また、気候も場所も違う3レースを選考レースにするのもどうか?2レースで2名を選び、追試的な3レース目を行い、残り1名を選出するというのが適当ではないか?これは飽くまでも素人の私見である。(2012.3.14)
藤原新、山本亮、中本健太郎の3名である。そして、堀端宏行が補欠に選ばれた。
対象は、国際陸連が設定した五輪参加標準記録A(2時間15分0秒)の突破者で、選考基準は
1)世界選手権の日本選手最上位のメダリストは内定
2)各選考会の上位選手を対象に「本大会で活躍が期待される競技者を代表選手とする」 である。
選考会とは、世界選手権、福岡国際マラソン、東京マラソン、びわ湖毎日マラソンの4大会である。
世界選手権では内定者が出なかったので、4大会から3代表を選ぶことになった。日本陸連の選考会では、選考対象者として、世界選手権で日本代表最上位の堀端、福岡国際で日本人最上位の川内優輝、東京で日本人最上位の藤原、2番目の前田和浩、びわ湖毎日で日本人最上位の山本、2番目の中本に絞ったようである。
それでは、選考基準2)「本大会で活躍が期待される競技者を代表選手とする」に照らして、選出された3名が代表に相応しいか、また、他に相応しい選手がいないか考えて見たい。
選考基準2)を考えるに当たって、どんな資質が必要か挙げてみたい。
まず、スピードつまり自己最高記録である。選考対象者の記録は以下の通りである(記録の2時間は省略)。
堀端:9分25秒 川内:8分37秒 藤原:7分48秒 前田:8分38秒 山本:8分44秒 中本:8分53秒
記録(レース条件は無視)で見る限りは、藤原が抜きん出ていて当確である。次に川内、前田、山本、中本の順であるが、余り差はない。堀端は日本期待の星かも知れないが、持ちタイムは良くない。
次は経験である。最近はスピードマラソンではあるが、五輪は独特のレースであり、駆け引き、あるいはレースの流れが勝負を左右することが多い。そこでレース経験が物を言うであろう。それぞれの経験は、以下の通りである。
堀端:6回 川内:11回 藤原:10回 前田:5回? 山本:4回 中本:8回
川内、藤原が抜きん出ているが、川内は練習代わりの面もあるので割り引かなければならないだろうが、いつも全力で走るのでそれなりの経験にはなるだろう。中本の8回もそれなりに評価はできる。
次にコースとの相性である。コースは、比較的フラットで、大きな坂はなく、狭い路地を走ったり、石畳があったり、曲がり角が何度もあるそうである。従って、6名の内、誰が得意で、誰が不得意というのはない(分からない)。
次は、気温である。開催は8月12日、現地時間午前11時スタート。ロンドンの8月の気温はデータに依れば16℃〜23℃である。湿度は62%〜76%と高い。気温、湿度共に日本の平均よりは低いがマラソンには過酷な条件ではある。北海道マラソンと同条件とも言える。そこで、6名の内、そのような条件のレースを走っているのは誰か?
堀端は、2010年の北海道マラソンで20位(26分55秒)と成績が良くなかった。藤原は2010年のシカゴマラソンで25℃の悪条件の中で16位(23分10秒)に沈んでいる。山本は北海道マラソンに2回出ていて、2009年は2位(12分10秒)、2011年は5位(16分49秒)と好走しています。中本も2008年に北海道マラソン2位(15分21秒)と健闘しています。
今は3月、レースは8月。その時期に調子の波が合うのかどうか?
堀端はここ3回のレースは記録は9分〜11分台で、2位、7位、11位(給水失敗)である。川内の場合は、給水に失敗した世界選手権、今年の東京を除いたここ4回は3、4,3,2位と安定している。藤原の場合は2007年からのレースと見ると1回おきに大きく失敗していて、棄権したり、80、60,50位台など評価できるレベルではない。前田はここ3回は3、6,6位である。山本は4回しか走っておらず、2、22、5、4位である。中本は2008年から8回走って、いずれも10位以内である。こう見てくると藤原の次回マラソンには疑問符が付く。ただし、2010年は2月の東京で2位、5月のオタワ(9分34秒)で優勝している。
レースまでは後5ヵ月、伸び代はどうか?いずれの選手もここ1、2年で自己新を出しており、伸び代はあると期待は出来る。
選考会レースでの積極性とか、レース展開を評価する云々もあるが、日本人の記録を世界レベルで見ると比較にならないので、評価するに値しないだろう。また、誰が誰に勝ったとか負けたとかいうのも、何回かぶつかっており、その時の調子や給水の失敗、気象条件の影響もあるため、選定するには恣意的にならざるを得ない。
それでは、これらを総合的に評価するとどうなるか?
まず、記録から藤原は当確だろう。暑さに強いという事で山本も当確か?さて、残りの1名が難しい。堀端は伸び代はあるかも知れないが、記録と暑さで×であろう。川内は伸び代、経験、安定性という点では買える。前田も伸び代、安定性という点では買えるが、経験が若干少ない事と5000、10000mのスピードの割にマラソンの記録が伸びていないのが×である。中本は伸び代、経験、安定性という点では買えるが、記録がやや劣るのが×である。
結局、私が選ぶなら藤原、山本、川内だろう。
藤原は4回、10分を切っている事と調子が良さそうであるのが決め手だ。山本は4回しか走っていないので、本当に実力があるのかという疑問もつきまとうが、びわ湖毎日で持ちタイムを3分半縮めた事に可能性を見た。また、暑さにも強そうなのが期待できる。中本よりも川内を選んだのは、持ちタイム16秒の差だ。また、川内の勝負強さにも掛けたい。
Yahoo!の「藤原新以外で、あなたが五輪出場を期待する選手は?」の投票でも川内はダントツ1位であったので、選ばれたなら応援者が多かったのにと思うと残念な面もある。
これらは、せいぜい頑張って8位までの入賞を期待しての選出になる。
日本陸連に依れば補欠は「五輪の派遣枠に入れて現地に連れていくことはない」という事なので、ここでは堀端が選ばれた事についての是非は述べない。
しかし、ここまで書いてきて、今の日本人のレベルでは3名を選ぶのさえ難しいとい事を実感した。選出基準云々以前の問題である。しかし、選出基準にも問題があるのは事実だ。世界選手権も含めての選考は良いのか?確かにその時期に選ばれれば、五輪までに時間があるので、充分な準備ができるであろうが、調子を世界選手権選考レースも含めて1年半も維持するのは難しいのではないか?
また、気候も場所も違う3レースを選考レースにするのもどうか?2レースで2名を選び、追試的な3レース目を行い、残り1名を選出するというのが適当ではないか?これは飽くまでも素人の私見である。(2012.3.14)
Qちゃん また4位 ― 2005/09/19 15:21
朝日新聞は復帰2戦目を、題記のような見出しで報じている。
場所はフィラデルフィア。ディスタンスランのハーフマラソンで1時間11分28秒で4位だったという。
まだまだ調子は上がってきていないようである。もともと、ハーフでは良い時とそんなに良くない時があるのだが、東京国際女子マラソンまでに良くなるのだろうかという不安もよぎる。走るのはQちゃんだから、私が心配する事もないのだが。
優勝はアテネ五輪のマラソン銅メダリストのディーナ・カスター(米)で1時間7分53秒。3位には積水化学の上野理恵が1時間10分2秒で入ったという。
前回に比べて、優勝者とのタイム差が大きくなったのが多少気になる。
場所はフィラデルフィア。ディスタンスランのハーフマラソンで1時間11分28秒で4位だったという。
まだまだ調子は上がってきていないようである。もともと、ハーフでは良い時とそんなに良くない時があるのだが、東京国際女子マラソンまでに良くなるのだろうかという不安もよぎる。走るのはQちゃんだから、私が心配する事もないのだが。
優勝はアテネ五輪のマラソン銅メダリストのディーナ・カスター(米)で1時間7分53秒。3位には積水化学の上野理恵が1時間10分2秒で入ったという。
前回に比べて、優勝者とのタイム差が大きくなったのが多少気になる。
尚子 再スタート ― 2005/09/06 23:21
高橋尚子が“北京”に向けて再スタートした。
再スタートの場は、米国バージニアビーチ。ロックンロール・ハーフマラソンで1時間10分30秒の4位だった。再スタートとしては、まあまあの成績といえるか?
優勝はアテネ五輪1万メートル4位のキダネ(エチオピア)で、タイムは1時間9分48秒。3位には長尾育子(積水化学)が入ったという。
(朝日新聞2005年9月5日朝刊より)
ところで長尾さんてどんな人ですか?一寸、調べる気になった。
下記、積水化学陸上部のWEBサイトで上記ハーフマラソンでの長尾さんの話が出ています。
http://www.sekisui.co.jp/general/rikujou_result.html#050904
長尾さんのプロフィールはこちらに
http://www.sekisui.co.jp/general/rikujou_profile.html
再スタートの場は、米国バージニアビーチ。ロックンロール・ハーフマラソンで1時間10分30秒の4位だった。再スタートとしては、まあまあの成績といえるか?
優勝はアテネ五輪1万メートル4位のキダネ(エチオピア)で、タイムは1時間9分48秒。3位には長尾育子(積水化学)が入ったという。
(朝日新聞2005年9月5日朝刊より)
ところで長尾さんてどんな人ですか?一寸、調べる気になった。
下記、積水化学陸上部のWEBサイトで上記ハーフマラソンでの長尾さんの話が出ています。
http://www.sekisui.co.jp/general/rikujou_result.html#050904
長尾さんのプロフィールはこちらに
http://www.sekisui.co.jp/general/rikujou_profile.html